番号 | 発表時期 | タイトル | 内容 |
1 | 1992年 9月号 |
「トップ・ ジャーナリスト」欄 ドイツの戦後40年間を いま再び問い直す ラルフ・ゲオルグ・ ロイト記者(FAZ) |
フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)紙のベルリン支局で、東独の秘密警察シュタージの問題や、社会主義時代に東独政府に不必要に接近していた西独の政治家について、追及していたラルフ・ゲオルグ・ロイト記者へのインタビューを通じて、統一後のドイツが直面していた、社会主義時代の負の遺産を浮き彫りにする。(同記者はその後Die Welt紙へ移籍した。) |
2 | 1992年 12月号 |
ネオナチの台頭は なぜ防げないか |
90年代前半、ドイツでは鉄のカーテンの消滅によって、東欧からの亡命申請者が急増したが、同時に極右勢力による外国人に対する暴力事件も続発した。1992年にネオナチに殺された外国人の数は前年の5倍に増えて、17人になり、暴力事件の数も15倍に増加している。 その背景には、第二次世界大戦でのナチスの暴虐に対する反省から、特に寛容になっていた西ドイツの亡命申請規定が、経済的な理由でドイツへの移住を求める外国人に悪用されたという事実があった。外国人に対する暴力事件が発生したロストク、メルンでの現地取材に基づき、ドイツ社会の底辺にくすぶる外国人排斥運動の危険性を分析する。 |
3 | 1995年 9月号 |
冷戦後史マップ ドイツ |
ドイツ統一から5年経ったドイツの外交・経済・政治の現状と展望。 |