番号 | 発表時期 | タイトル | 内容 |
1 | 1996年 9月2日号 |
環境先進国ドイツ エコ商品売るのは 当たり前 |
ドイツでは、環境に害があると判断される商品を売り場から撤去するデパートが現れた。ドイツでは、環境保護は価格や品質と並んで、重要なマーケティングの武器なのである。民間部門を巻き込んだ空き瓶のリサイクル制度「緑の点」、環境監査、環境銀行、環境生保など、ドイツ企業と環境保護の接点を紹介しながら、なぜドイツ人の環境意識が高いのかについても分析する。 |
2 | 1996年 12月23日号 |
ドイツ、 年金・健保改革始める |
1995年にドイツの公的年金制度は、92億マルク・約6440億円もの赤字を抱え、戦後最悪の危機に陥った。ドイツ統一で、それまで保険料を払っていなかった旧東ドイツの市民が、いきなり年金の受給者になったことが、大きな原因である。 このため、ドイツ政府は1996年に年金制度の改革に乗り出したが、財界では小手先の改革であり、抜本的な変革ではないという批判も強い。年金などの社会保障コストは、人件費を高騰させるため、ドイツ企業の国際競争力を弱め、失業者数が減らない原因の一つとなっている。 社会の高齢化が進んでいる日本にとっても、ドイツの窮状は対岸の火事ではない。 |